ろくでなし子被告 自らの裁判を映画化、トークショーで明かす

[ 2015年4月30日 05:30 ]

自ら創作した女性器キャラクターの腕輪を着けて出席した、ろくでなし子被告(画像は一部加工しています)

 自分の女性器の立体的なデータを提供したとして、わいせつ電磁的記録頒布の罪などで係争中の、「ろくでなし子」こと漫画家五十嵐恵被告(43)が29日、裁判のドキュメンタリー映画を製作していることを明かした。この日、都内で行われた女子プロレスラー安川惡斗(28)のドキュメンタリー映画「がむしゃら」のトークショーにゲスト出演。同作の高原秀和監督に撮影を依頼し、初公判が開かれた今月15日の様子などを既にカメラに収めたという。

 五十嵐被告が「裁判を記録、保存したい」という思いから、昨年7月に逮捕された際に抗議声明を出した日本映画監督協会へ連絡。協会員の高原監督も「不当逮捕」と被告の支持に回ったことなどから映画の製作が実現した。高原監督は「2年後ぐらいの公開を目指したい」としている。

 イベント冒頭で五十嵐被告は「まんにちは」と、女性器を連想させる言葉であいさつ。自身の活動が国を巻き込んだ議論に発展し、「裁判自体が壮大なプロジェクト・アートだと思う」と話した。第2回公判は5月11日に開かれる。

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2015年4月30日のニュース