初挑戦の杏 松重豊と3度目「楽しみ」

[ 2015年3月28日 17:15 ]

「百日紅~MissHOKUSAI~」ヒット祈願を行った松重豊(左)と杏

 女優の杏(28)と俳優の松重豊(52)が28日、東京・日本橋の福徳神社でアニメーション映画「百日紅~MissHOKUSAI~」(5月9日公開)のヒット祈願イベントを行った。

 葛飾北斎の娘で浮世絵師のお栄役で長編アニメーション声優初挑戦の杏は「声の仕事には興味があったし、(原作者の)杉浦さんの大ファン。こういう形で関わらせてもらうのは嬉しい」と声を弾ませながら「しかも松重さんと親子共演ができるということで楽しみでした」とフジテレビ系月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」、ユーキャンのCMに続いて3度目となる松重との親子共演を喜んだ。

 杏が先にアフレコ収録を行ったそうで、松重は「声を入れるタイミングで同じドラマ(「デート」)をやっていて、“どうだった?”“難しかった?”とか話をして盛り上がった。別のドラマをやりながら杏ちゃんと共有できたのが嬉しかった」と3度目の巡り会わせにうれしそう。松重も初の声優挑戦だが「先に杏ちゃんの声が入っていて、お栄になっていました。それをガイドに」と“娘”の声に導かれての収録を振り返った。

 この日は桜フェスティバルでライトアップされた仲通りを抜けて、福徳神社でヒット祈願。艶やか着物姿の杏は「もっとゆっくりと歩きたいな、一軒一軒のお店に寄りたいなと思いながら歩きました」と笑みを浮かべ、ヒット祈願のお札を受け取ると「歴史ある神社の方にお祈りしていただいたので(ヒットは)確実だと思う」と確信。世界配給も予定されており「目の前で浮世絵が描かれていく様子は、海外の方にも現代を生きる私たちの目にも新しくうつるはず」と作品の魅力をアピールした。

 同作は、江戸風俗研究家で文筆家・漫画家の故・杉浦日向子さんによる原作をベースに、葛飾北斎(松重)とその娘で浮世絵師のお栄(杏)の日々を江戸の四季を通して描く。

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2015年3月28日のニュース