米朝さん惜しむ声続々 坂田藤十郎「切磋琢磨してきた同胞」

[ 2015年3月21日 05:30 ]

桂米朝さん悲報から一夜

 ▼桂春団治 終戦後、滅亡寸前だった上方落語を、米朝さんは六代目(笑福亭)松鶴さん、五代目(桂)文枝さんとともに復興させるべく、本当に、あちらこちらで落語会を開催したものです。残された四天王も僕一人になり寂しい思いでいっぱいです。(上方落語四天王)

 ▼桂歌丸 米朝師匠の功績は上方落語を復興させただけでなく、関東はじめ全国に上方落語を分かりやすく広めたことだと思います。米朝師匠の訃報を伺いまして、大阪、も東京も関係なく落語界全体の損失に思います。(落語芸術協会会長)

 ▼坂田藤十郎 若い頃より、共に上方芸能の隆盛を誓い、舞台は違いますが、まさに切磋琢磨(せっさたくま)してきた同胞でした。今は子、孫の世代になりましたが、これからもまだまだ、上方文化の旗印となって頑張っていただきたかったので本当に残念です。(歌舞伎俳優で人間国宝)

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2015年3月21日のニュース