高橋ジョージ「お互い幸せになる道を」夫婦で“新ロード探し”提案

[ 2015年3月4日 06:20 ]

第1回口頭弁論を終え囲み取材を受ける高橋ジョージ

 女優三船美佳(32)が、ヒット曲「ロード」で知られる夫でロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)に、離婚と長女の親権を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、東京家裁で行われ、高橋側は請求棄却を求めた。出廷した高橋は閉廷後の会見で「お互いが幸せになる道を模索するべき」と夫妻で新たな“ロード”を探すことを提案。ただ「提訴の内容は心当たりがない」と話すなど、大きな隔たりを感じさせた。

 高橋はスーツにネクタイ姿で出廷。一方の三船は仕事のため、代理人の弁護士のみが出席。三船側の訴状、高橋側の答弁書が交わされ、約5分で閉廷した。

 家裁前で取材に応じた高橋は、いつもの“革ジャンにリーゼント姿”ではないことについて、報道陣から「裁判だから?」と聞かれ、「いや。ドラマの撮影がこの後あるので、現場に入ってからセットしてもらうんです」と説明。自然体で臨んでいることをアピールした。

 裁判について「勝ち負けじゃない」とも語ったが、臨戦態勢は固めた。愛妻とやり直したいという思いが行動に移させたのか。この日は4人もの弁護士と同席。弁護士を付けず、一人で臨んだ昨年6、9月の離婚調停とは大きく違う環境となった。

 争点は、高橋の言葉による暴力「モラルハラスメント(モラハラ)」。三船は離婚を求める理由に挙げているが、高橋は「提訴の内容は詳しくは言えませんけど、まったく心当たりのないものになっている」と返答。三船が苦しんでいたとすることについて、かつては「おしどり夫婦」と呼ばれた夫婦間での温度差を浮き彫りにした。

 一昨年末に三船が大阪へ連れて出て行った、10歳の一人娘と会ったのは、昨年2月に親子3人で食事をしたのが最後。「長女とはちょうど1年会っていない」と寂しそうな父親の表情。愛娘の気持ちは自身から離れていないと感じているようで、「親(同士)が一度も会わずに離婚するというのは、(長女に)相当の心の傷になると思う」と語った。「本来、裁判所ではなく、テーブルを囲んで、傍らに子供を置いて話し合いができたら。それは夢ですけどね」とした。

 「意地悪で離婚してあげないわけじゃない」と力を込め、「お互いが幸せになる道を模索すべき。離婚するか、しないかは別として」と“新ロード”を探していることを明かした。

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