桜花昇ぼるさん講談師に 前OSKトップスター、20日に初高座

[ 2015年2月4日 15:27 ]

 大阪を拠点に活動するOSK日本歌劇団の男役トップスターを務め、昨年8月に退団した桜花昇ぼるさんが、講談師としてデビューすることが4日、分かった。講談師の旭堂南陵さんの門下で「旭堂南桜」を名乗り、2月20日に大阪市中央区の千日亭で初高座に臨む。

 桜花さんは1993年に同歌劇団に入団、2008年からトップを務めた。退団後、昨年10月から南陵さんの講談塾に通い、稽古を重ねてきた。「歴史の言葉がたくさん詰まり、何人もの人物を一人で演じ分ける講談に魅力を感じた」という。

 初高座では、大坂夏の陣での武将たちの友情を描く「幸村の娘と小十郎」を披露。今後はミュージカルなどの舞台と講談の両方に力を入れていくといい、桜花さんは「二つの名前で、自分の芸を深めていきたい」と話している。

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2015年2月4日のニュース