アイドルが収録中に倒れ病院搬送 テレ朝、ヘリウムガス吸引

[ 2015年2月4日 20:26 ]

記者会見で謝罪する、テレビ朝日の武田徹常務(右)と角南源五常務

 テレビ朝日は4日、女性アイドルグループ「3B junior」のメンバー(12)が1月28日、BS朝日の番組収録中に倒れて意識を失い、病院に搬送されたと発表した。回復の兆しはあるが、意識は十分に戻っていないという。警視庁は業務上過失傷害の疑いもあるとみて関係者から事情を聴いている。

 テレ朝によると、同局本社内のスタジオでバラエティー番組「3B juniorの星くず商事」を収録。ヘリウムガスを使ったゲームを行っていたところ、同メンバーが倒れた。専門医は、脳の血管に空気が入って血流が妨げられる「脳空気塞栓症」とみており、「ガスを一気に吸ったことが原因ではないか」としているという。

 番組で使ったのはヘリウムガスを吸って声を変える市販のパーティーグッズ。大人用と記載されていたが、番組スタッフが注意事項を見落とすなど、同局は安全管理に問題があった可能性もあるとしている。

 テレ朝は4日記者会見し「ご本人やご家族、関係者の皆さまに心よりおわび申し上げます。一刻も早いご回復を願っております」と謝罪。発表が遅れたことについて「当初は早い回復が見込まれ、容体の推移を見守っていた」と説明した。今後、原因究明や再発防止に取り組むという。

 同グループは大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属。「ももいろクローバーZ」の妹分として活動、10代の少女たちで構成されている。

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2015年2月4日のニュース