若田光一さんが宇宙Sから祝電 宝塚100周年記念式典

[ 2014年4月6日 05:30 ]

宝塚歌劇100周年記念式典で祝典大合唱をする現役生

 100周年を迎えた宝塚歌劇団の記念式典「虹の橋 渡りつづけて」が5日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。

 前日の祭典とはうって変わって、この日は客席にOGがズラリ。盲目のピアニスト・辻井伸行(25)が「すみれの花咲く頃」をアレンジした「SUMIRE」を演奏し、国際宇宙ステーションから若田光一船長(50)が「日本の有人宇宙飛行の歴史はまだ20年。この100年に負けないように頑張ります」とビデオメッセージを送るなど、お祝いムード満載の式典となった。秋篠宮ご夫妻も式典に出席され、舞台を観賞された。

 圧巻は在団生に宝塚音楽学校本科生を加えた460人の大合唱。作家・瀬戸内寂聴さん(91)がこの日のために作詞した祝歌を、世界的指揮者・佐渡裕さん(52)がタクトを振り生徒全員が袴(はかま)姿で大階段、舞台をいっぱいに使って披露。見守ったOGからも歓声が上がるほどだった。

 佐渡さんは「いつもとは違うお客さんだったので、気持ちが引き締まった」と笑顔。「100年前にこの女性だけの劇団をつくろうという発想が関西特有の力強さを感じる」とエールを送った。

 前日、大地真央(58)と約29年ぶりにデュエットを披露した黒木瞳(53)はこの日も客席に姿を見せ「きのうはあっという間に時間が戻ったみたいでした。結婚したことも子供がいたことも忘れてました」とまだ興奮気味だった。

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2014年4月6日のニュース