水島新司氏「あぶさん」ついに…来年2月5日最終回

[ 2013年12月20日 05:30 ]

漫画「あぶさん」の主人公、景浦安武(C)水島新司/小学館

 ホークスひと筋41年。酒をこよなく愛し、3度の3冠王にも輝いた「あぶさん」こと景浦安武(67)が、ついにユニホームを脱ぐ。

 小学館は19日、73年から「ビッグコミックオリジナル」で連載中の野球漫画「あぶさん」が、2月5日発売号でピリオドを打つと発表した。作者の水島新司氏は「主人公の景浦安武は、実在の選手たちと勝負してきました。数え切れないほどの多くのプロ野球選手から応援と協力をいただきながら、この作品は育ってきたように思います」とコメントした。
 打席に立つ前には口に含んだ酒をバットに吹きかけ、37インチ(約94センチ)の長尺バットを振り回す。「酒しぶき」「物干し竿」が代名詞の異色のキャラクター「あぶさん」が、41年に及ぶ連載の最後に何を語るか。野球ファンならずとも注目だ。

 ▽あぶさん 73年から連載中。酒豪の強打者、景浦安武(通称あぶさん)は岩田鉄五郎の誘いで73年に南海に入団。以降、ホークス一筋で活躍し09年に62歳で現役引退した。打席に入る前、口に含んだ酒をバットのグリップに吹きかける「酒しぶき」が有名。今年は1軍助監督に昇格したが、オフに退団した。アルコール度が高いリキュール「アブサン」に由来する。

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