広末涼子が演じる一途な母の愛…「思い切り泣いてください」

[ 2013年9月26日 06:00 ]

広末涼子が幼い娘を亡くした母を演じる「桜、ふたたびの加奈子」

 女優の広末涼子(33)と「SMAP」稲垣吾郎(39)が夫婦役で共演した映画「桜、ふたたびの加奈子」(監督栗村実)のDVD&ブルーレイが11月20日に発売される。

 はかなく美しい桜をモチーフに、幼い娘を亡くした夫婦の葛藤と再生を描く同作。広末は小学校入学を前にした最愛の娘・加奈子を不慮の事故で失い、その事実を受け入れられない母親・桐原容子を演じる。容子はある日、シングルマザーとして子どもを産む決意をしていた女子高生・正美(福田麻由子=19)と出会い、「加奈子が生まれ変わって帰ってくる」と直感。容子の一途な思いが起こした行動は、やがて衝撃の事実とともに思いがけない出会いへ導かれて…という感動の物語だ。

 音楽は聴力を失った作曲家・佐村河内守氏が担当。“現代のベートーベン”が紡ぎ出す美しい旋律と、桜をモチーフにした繊細な映像のコラボレーションは多くの女性の共感を呼び、今年4月6日の全国公開から14週に渡るロングランを達成した。

 DVD&ブルーレイ発売決定にあたり、主演の広末は「母親として、ひとりの女性として、世界で一番大切なものを失ってしまったからこその彼女の成長と奇跡の物語です。劇場では恥ずかしくて泣けなかった方も、ご自宅で思い切り泣いてください」とメッセージ。稲垣は「命の尊さ、命の不思議さを描いている映画です。DVDコレクションのひとつに加えていただければ、光栄です」とコメントを寄せた。

 映画本編に、撮影のメイキング映像、初日舞台あいさつなどを収録した特典DVDの2枚組。豪華20ページのオリジナルブックレットも付いた保存版だ。

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2013年9月26日のニュース