いきものがかり 「紅白」トリに浮上 メダリストとともに…

[ 2012年12月19日 06:00 ]

紅白歌合戦トリ候補のいきものがかり

 NHKは18日、大みそかの「第63回NHK紅白歌合戦」(後7・15)の出場歌手が歌う曲目を発表した。男女3人組バンド「いきものがかり」は同局のロンドン五輪放送のテーマソング「風が吹いている」に決定。五輪のメダリストとともにステージに上がる演出が有力で、紅組でのトリに浮上した。白組のトリはメドレーを披露するSMAPが有力候補だ。

【出場歌手50組の曲目】

 「風が吹いている」は、日本選手団が過去最多の38個のメダルを獲得したロンドン五輪の同局放送で流された。♪ここに明日はある ここに希望はある――との前向きな歌詞が印象的な楽曲だ。

 NHKでは五輪終了直後から1年を締めくくる紅白で五輪を振り返り、前向きに進もうというメッセージを込めることを決定しており、そのテーマに「風が吹いている」がピッタリはまった。

 金メダルに輝いたレスリングの吉田沙保里(30)、柔道の松本薫(25)のほか、銀メダルを獲得したなでしこジャパンのメンバーらがステージに上がる演出が有力。翌年へつなぐ一曲として、紅組のトリを飾ることが浮上している。

 同局関係者は「“風が…”を聴くと、自然と五輪を思い出す視聴者が多い。希望を持って来年へ一歩を踏み出すのにトリでの登場がふさわしい」と話す。

 紅組のトリは09、10年に男女デュオ「DREAMS COME TRUE」が2年連続で務めた。特に10年は「SMAP」が白組のトリを務め、史上初のトリでのJ―POP対決が実現した。ほかに、幅広い世代に人気の楽曲「天城越え」の石川さゆり(54)もありそうだ。

 一方の白組は「SMAP」が有力。トリに決まれば3年連続で、五木ひろし(75~77年)、森進一(84~86年)以来の3年連続で、白組の連続記録に並ぶ。東日本大震災で被災した八戸などの地名が出てくる「風雪ながれ旅」の北島三郎(76)も候補だ。

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