竹中直人ドキドキ「高橋英樹さんを一撃で倒すなんてあり得ないだろって」

[ 2012年12月19日 16:15 ]

試写会に登場した竹中直人

 NHKの正月時代劇「御鑓(おやり)拝借~酔いどれ小籐次留書~」(来年元日後7・20)の試写会が19日、都内の同局で行われ、主演の竹中直人(56)をはじめ、藤木直人(40)、高橋英樹(68)らが顔をそろえた。

 大ヒット時代小説を民放の人気ドラマ「ATARU」「相棒」などを手がけた櫻井武晴氏の脚本でドラマ化した痛快娯楽アクション時代劇。竹中は敵討ちのため、たった1人で3つの大名行列を襲う小藩の中年の下級武士・小籐次を演じる。佐野元彦プロデューサーも「この方しかいないだろうなと思った」と太鼓判を押した。

 立ち回りも多数見られる役どころ。「小者であるけど、剣術使いと聞いて、大丈夫かなと心配だった。この年に立ちまわりなんて、久しぶりにドキドキした。だって、高橋英樹さんを一撃で倒さなければならないなんて、あり得ないだろうって。でも、夢のような時を過ごせました」と竹中。「自分の立ちまわりは何やってんだよ、お前はって感じですね。正月早々の顔じゃないだろうって、自分で突っ込んだ」と照れ笑いを浮かべた。

 竹中は役柄と同じく「47歳から飲めるようになって、それから徐々に強くなっていった。今はすっげー大酒飲みです」。スギちゃん(39)演じる利兵衛と大酒飲み大会で対決するシーンもある。「最初は着物をきれいに着ていたので、ちょっと肩を下ろした方がいいんじゃないかって話した。ワイルドさもないと寂しいもんねって。2回目のお仕事だったんですが、とても礼儀正しくて、かわいい。“緊張する緊張する”って言ってるのがなんかかわいかった。肉もプルプルしてたし」と笑顔で撮影を振り返った。

続きを表示

2012年12月19日のニュース