香港でドラえもん展示人気 尖閣問題も「政治とは別」

[ 2012年9月8日 09:22 ]

 日本の人気キャラクター「ドラえもん」が今月“誕生100年前”を迎えたことを記念して、香港の商業施設前で100体のドラえもんの模型が展示され、多くの香港市民や観光客で連日にぎわっている。8月中旬から始まった展示は9月16日まで。

 8月に香港の活動家が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸して以降、香港でも同諸島をめぐる問題が大きく報道された。だが、訪れた人たちは「政治問題と文化は別」と話し、さまざまな表情をしたドラえもんの実寸大の模型と記念撮影をするなどしていた。

 ドラえもんは2112年9月3日生まれの設定。香港でもアニメがテレビ放映されるなどして知名度は抜群で、大人から子どもまで幅広い人気がある。男子大学生(20)は「(釣魚島の)問題は確かに複雑だけど、(日本との)文化交流に影響はない。ドラえもんはみんなに夢を与える存在だよ」と話した。(共同)

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2012年9月8日のニュース