中国版ディズニー 世界進出へ “本家”に対抗 “パクリ”ではないと強調

[ 2012年5月22日 07:21 ]

 中国企業「華強文化科技集団」が、「中国版ディズニーランド」とも呼ばれるテーマパークを世界に輸出する計画を進めていることが22日、明らかになった。

 ディズニーランドに対抗し、中国式のレジャー文化を世界に広める狙いとみられる。

 中国メディアによると、イラン中部イスファハンでは同社のテーマパークが年内にオープンする見込み。南アフリカやウクライナとはテーマパーク輸出で既に合意しており、カタールにも進出する方針だ。

 同社は2008年4月、安徽省蕪湖市に敷地面積125万平方メートルのテーマパークを開園して以来、国内計6カ所で運営している。

 共同電によると、テーマパークは中央に巨大な湖があり、火山探検や宇宙飛行の疑似体験ができるアトラクションや同社が制作したアニメを楽しめる設備などがある。ディズニーランドのシンデレラ城のような建築物もあるが、同社はテーマパークの「知的財産権は完全に所有している」と、“パクリ”ではない、独自開発をアピールしている。

 安徽省のテーマパークの入場者は累計1100万人に達し、同社は中国でもテーマパークを10~13カ所に増やすことを計画しているという。

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2012年5月22日のニュース