笑いで復興支援…岩手・大船渡市“授業の一環”で吉本新喜劇

[ 2012年5月8日 06:00 ]

岩手・大船渡での復興支援公演が決まり意気込む(後列右から)宮川大助・花子、石田靖ら

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市で、6月28日に吉本興業のタレントによる復興支援公演が開催されることになり7日、出演する宮川大助・花子や石田靖(46)らが大阪市内で会見した。

 公演を主催する「大阪府遊技業協同組合」が費用などを負担し、新喜劇や落語、漫才などの興行を2回、公演。同市教育委員会が観劇を「授業の一環」に認定し、市内12小学校の全生徒約1900人を無料招待する。

 吉本興業によると「公演が授業に認定されたのは恐らく初めて」という。復興支援として、漫才などをする「あおぞら花月」を被災地で開いてきた吉本興業だが、津波被害を受けた地域での新喜劇の公演は初めて。座長を務める石田は「僕も阪神大震災で家が全壊しました。まだまだ復興も進んではいない状況ですけど、その瞬間だけはメッチャ笑っていただきたいなと思います」と全力投球を誓っていた。

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2012年5月8日のニュース