新大久保の韓流グッズ店 脱税 売り上げから抜き取る

[ 2012年1月11日 11:36 ]

 日本最大のコリア街、東京・新大久保に店舗を置く韓流グッズ販売会社「ワールド・アップル商事」(新宿区)が売り上げの一部を隠して法人税約4000万円を脱税したとして、東京国税局が同社と崔星民社長(44)を法人税法違反容疑で東京地検に告発していたことが11日、分かった。

 関係者によると、容疑を認め、既に修正申告したとみられる。同社は「社長が韓国に出張中で答えられない」としている。

 ワールド社のホームページなどによると、同社は新大久保の目抜き通り沿いに2店舗を構え、韓流アイドルが出演するドラマやコンサートのDVDやポスターなどをコピーして販売。インターネットでも販売し、最近の韓流ブームで売り上げを急速に伸ばしていた。

 関係者によると、同社は2010年7月期までの2年間に、崔社長が店舗のレジ集計の際に現金の一部を売り上げから抜き取る手口で、約1億5000万円を隠して法人税を免れた疑いが持たれている。

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2012年1月11日のニュース