石橋蓮司、原田芳雄さんの遺志継ぐ次回作を約束

[ 2011年7月23日 06:00 ]

弔辞を読む前に遺族に一礼する石橋蓮司

 上行結腸がんから併発する肺炎のため19日に71歳で亡くなった俳優の原田芳雄さんの葬儀・告別式が22日、東京・青山葬儀所で営まれた。ファンや俳優仲間ら約1300人が参列。40年来の親交があった俳優の石橋蓮司(69)が弔辞を読み「次回作にどんなことをやりたかったのか、家族に教わって一生懸命頑張るつもりだ」と遺志を継ぐことを約束した。

 遺影の前に立った石橋は「原田芳雄に向かって自分が弔辞を言う。こんなバカげた悪ふざけがあるだろうか」と、親友に先立たれた怒りと悲しみをぶつける言葉で弔辞を始めた。

 1974年に公開された原田さんの代表作「竜馬暗殺」で共演して以来、約40年の付き合い。遺作となった映画「大鹿村騒動記」(監督阪本順治)でも共演し、今月11日の試写会で話すことができなかった原田さんのメッセージを代読。原田さん宅から徒歩数分の距離に住み、週に数回は一緒に食事する間柄だった。

 仕事面でも尊敬しあっており、「芳雄、おまえの力と身体は、まだまだ日本の映画界に必要だよ」と惜しみ、「おまえが次回作にどんなことをやりたかったのか。(妻)章代、(長男)喧太、(長女)麻由…家族それぞれから教わって、おれも含めて一生懸命頑張るつもりだ。具体的になったら報告に行くから、それまでちょっとだけ休んでいてくれ」と、原田さんが思い描いていた次回作を形にすることを遺影に誓った。

 生前、次回作に強い意欲を示していた原田さんは阪本監督に「次は明るいものにしたい」と希望。各地を渡り歩く侠客を主人公にした股旅ものかオカマ役をやりたいと話していたという。喧太は「病床では時代劇をやりたいと言っていた」と明かしている。

 葬儀・告別式は松尾貴史(51)が進行を担当。最後のドラマとなった「高校生レストラン」(日本テレビ)を手掛けた演出家の石橋冠氏も弔辞を読んだ。

 原田さんは4年に1度ある2月29日が誕生日で、来年を「18歳の誕生日」と位置づけ、ライブを盛大に開こうという構想も練っていたという。親しい関係者は「みんな、次回作やライブの話を原田さんに持ち掛けることで元気づけたいと思っていた。原田さんは亡くなったが、次回作も来年のライブも何らかの形で実現させたい」と話した。

 ≪主な参列者≫鈴木清順、林海象、荒戸源次郎、丸山昇一、大森一樹、阪本順治、犬童一心(以上監督、プロデューサー、脚本家)中村玉緒、市原悦子、石橋蓮司、緑魔子、八名信夫、大楠道代、麿赤児、中村敦夫、大杉漣、石橋凌、桃井かおり、桑名正博、いしだあゆみ、阿藤快、佐藤浩市、原田美枝子、宇梶剛士、松尾貴史、勝村政信、斉藤洋介、松田美由紀、加藤雅也、岸谷五朗、杉本哲太、YOU、豊原功補、板尾創路、永瀬正敏、吹越満、北村一輝、江口洋介、宮沢りえ、伊藤英明、松たか子、瑛太、松田龍平、広末涼子、竹野内豊、オダギリジョー、神木隆之介 (順不同、敬称略)

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