チャン・ジャヨンさん「性接待」手紙で韓国警察再捜査

[ 2011年3月9日 19:09 ]

自殺した韓国の人気女優、チャン・ジャヨンさん

 2009年3月に「性接待を強要された」とのメモを残して自殺した韓国の人気女優チャン・ジャヨンさんが書いたとされる手紙が公開され、関心を集めている。手紙には、チャンさんが性接待を強いられた相手の実名が記されており、警察当局が再捜査を開始。9日には約20通の手紙の原本を入手、筆跡鑑定に乗り出した。

 手紙はSBSテレビが約50通、250枚のコピーを入手したとして、6日のニュースで公開。大手企業や有力新聞社の幹部、芸能関係者ら31人の名前を挙げ、100回以上の接待をさせられたとの内容が盛り込まれているとした。「不潔で悲惨で、狂いそうでもう死にたい」などと記されており、SBSは「本物」と報道した。

 手紙を受け取っていたのは、刑務所に収監中の幼なじみを自称する男性(31)で、チャンさんの自殺直後、一部メディアに「悩みを打ち明けられていた」とする手紙を送っていた。警察当局は当時、手紙の中身を検討したが、チャンさんとは無関係と判断。男性には精神障害があったともされる。警察当局は、趙顕五警察庁長官が8日、真相究明を指示し、約50人の捜査員を投入。筆跡鑑定には1週間程度かかる見通しで、注目が高まっている。

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2011年3月9日のニュース