マイケル専属医 9分間救急車呼ばず…証拠隠しか

[ 2011年1月6日 06:00 ]

 09年の米歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=の急死をめぐり、過失致死容疑で訴追された専属医コンラッド・マーレー容疑者の予備審理が4日、米ロサンゼルス郡地裁で始まった。

 共同電によると、検察側は冒頭陳述で、マイケルさんに異変が現れた後、同容疑者が少なくとも9分間救急車を呼ばず、証拠隠しをしたとの見方を示した。
 冒頭陳述によると、通常は病院で投与される麻酔薬プロポフォールを約2カ月間にわたり投与。死去当日は、救急車を呼ぶまでの間、マイケルさんのボディーガードに証拠品の回収を頼んだほか、同麻酔薬を投与したことを搬送先の病院に伝えなかった。また、蘇生を試みた際の心臓マッサージのやり方が不適切だったとして「医療の標準から極めて逸脱していたことを示す行為が多数ある」と指摘した。

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2011年1月6日のニュース