「ロカビリー３人男」山下敬二郎さん逝く

　「ロカビリー３人男」の１人で、日本のロックンロール草創期から活躍した歌手の山下敬二郎（やました・けいじろう、本名同じ）さんが５日午後７時５５分、胆管がんによる急性腎不全のため東京都町田市内の病院で死去した。７１歳。東京都出身。葬儀日程は未定。昨年１１月末にがんが見つかり、入院していた。

　山下さんは、がんが見つかったあと、１２月１７日に板橋区内の病院に入院。正月明けの手術を目指して療養していた。だが食欲が徐々に減退し、体力が低下するなど経過は思わしくなかったという。
　５日、尿の出が悪かったことから自宅近くの病院に転院。昼ごろまでは病室に居合わせた関係者と中央競馬の重賞レース「中山金杯」の予想に花を咲かせるなどしていた。
　しかし、午後の治療中、腎臓につながる胆管の異常で腎不全を発症。直子夫人と子供らにみとれながら、帰らぬ人となった。
　所属事務所では「あまりに急なことなので、状況を整理できていない」としており、通夜や告別式の日取りは未定。