ロック草創期から活躍 5度の結婚…話題を集めた山下敬二郎さん

[ 2011年1月6日 07:08 ]

小野ヤスシの芸能生活50周年を祝うパーティーに出席した山下敬二郎さん。2010年3月5日撮影

 「ロカビリー3人男」の1人で、日本のロックンロール草創期から活躍した歌手の山下敬二郎(やました・けいじろう、本名同じ)さんが5日午後7時55分、胆管がんによる急性腎不全のため東京都町田市内の病院で死去した。71歳。東京都出身。葬儀日程は未定。昨年11月末にがんが見つかり、入院していた。

 父親は落語家で喜劇俳優として活躍した柳家金語楼さん、妹も女優で声優の有崎由見子(66)という芸能一家。14歳でヨーデル歌手のウイリー沖山(77)に師事し、16歳のころから米軍キャンプなどで活動した。
 1958年2月に開かれた第1回日劇ウエスタンカーニバルでデビュー。当時19歳だった。ポール・アンカのヒット曲「ダイアナ」を日本語でカバーして人気を集めた。平尾昌晃(73)、ミッキー・カーチス(72)とともに「ロカビリー3人男」と呼ばれ、旋風を巻き起こした。
 最近もライブ活動や、セルフ・プロデュースでカントリー・ウエスタンのCDなどを製作していた。
 プライベートでは5度の結婚を繰り返し、91年には26歳下の直子夫人とゴールインして話題を集めた。

 ◆山下 敬二郎(やました・けいじろう)本名同じ。1939年(昭14)2月22日、東京都生まれ。バンド「東京ヤンキース」を率いてロカビリーブームを巻き起こし、ポップスやカントリー、ハワイアンなど幅広いレパートリーで活動。血液型O。

続きを表示

2011年1月6日のニュース