“にらみ大丈夫”海老蔵は医者も認めた強運男

[ 2010年12月9日 06:00 ]

 【海老蔵顔面骨折】全治6週間の大ケガだったものの顔に大きな傷はなかった海老蔵。会見を見た専門家は、今後の役者としての活動や、成田屋の“にらみ”に関して「問題ないのでは」と太鼓判を押した。

 医療ジャーナリストで医学博士の森田豊氏は「ケガをした人に言うのも何ですが、正面から殴られたのが不幸中の幸いだった。役者としての“守り神”がいたとしか思えない」と分析。今風に言えば、海老蔵は“もってる男”だったようだ。
 海老蔵が骨折した上顎(がく)骨は鼻の左右のあたりで、顔の骨のなかでは折れやすいという。しかし、その折れやすさが幸い。「ほお骨や頭蓋(がい)骨など、硬い骨の上の皮膚は薄く、そこを殴られていたら裂傷を負う。上顎骨だったために傷にならずに、これだけの早期復帰を果たせた。また、上顎骨だったために口腔(こうくう)内からの手術もできた」。
 上顎骨の骨折部は500円玉ほどの大きさ。森田氏は「もっとも影響の出ないそれだけの狭い場所にケガを負ったということがまさに奇跡的」と強運ぶりを指摘した。
 さらに正面でなく、横から殴られていたら、顔面神経に影響が出る可能性もあったという。「表情筋の顔面神経は、耳の横から出て顔全体に広がっており、その場所を負傷していたら顔面まひが残った。会見を見る限り眼球やまぶたの動きは自然で、海老蔵さんが話していた三叉(さんさ)神経のしびれは今後“にらみ”に大きく影響するものではないでしょう」と、懸念されていた市川家の“にらみ”にも支障はなさそうだ。
 ただし肉体的にはOKでも、今回の判断は無期限の謹慎。夜遊びの代償は高く、にらみを披露するにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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2010年12月9日のニュース