“海老蔵効果”で異例の視聴率20%台キープ

[ 2010年12月9日 06:00 ]

 市川海老蔵の7日の記者会見を伝えたニュースが“海老蔵効果”で高い視聴率をマークした。

 午後8時の会見開始後、一番早いニュース番組となったNHK「ニュースウオッチ9」(月~金曜後9・00)の平均視聴率は14・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、前4週の平均10・8%より4ポイント近く上昇した。
 トップニュースとして冒頭から放送。瞬間最高視聴率は番組開始の午後9時で23・1%。関連ニュースを続けた同12分まで異例の20%台をキープした。次のニュースへ移った同13分には18・2%と降下。その後も下がり続け、再び海老蔵の会見のニュースを伝えた同55~59分は10%台後半に急上昇して番組は終了した。
 注目は番組開始1分前の午後8時59分が23・2%と高かったこと。同局関係者は「会見のニュースを目当てに多くの視聴者が待っていたのでは」と分析。また、会見冒頭が高く、その後下がっているのは「一番の関心事が海老蔵さんの顔だったためだろう。会見自体はぼやけた説明が多く、関心も薄れたのではないか」(テレビ関係者)と見ている。
 TBSは午後9時からのドキュメンタリー「解禁!(秘)ストーリー」の冒頭22分を会見映像に変更。NHKがいったん海老蔵関連のニュースを終えた後の同13分から視聴者が飛び移ったようで、同15~21分は普段より高い10%台をキープした。
 午後9時54分開始のテレビ朝日「報道ステーション」でも海老蔵関連ニュースの瞬間最高視聴率は22・6%で、前4週の平均14・1%と比べてかなり高い数字に。妻の小林麻央が3月までキャスターを務めた日本テレビ「NEWS ZERO」(月~金曜後10・54)も瞬間最高視聴率16・2%を記録した。

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2010年12月9日のニュース