海老蔵謹慎で玉三郎が“穴埋め”公演 獅童も出演

[ 2010年12月9日 12:49 ]

 歌舞伎俳優市川海老蔵(33)の無期限謹慎で中止となった来年1月の東京・銀座の公演に代わって「坂東玉三郎特別公演」を開くことが決まり、玉三郎と松竹関係者が9日、京都市内で記者会見した。海老蔵から「反省している」との内容の手紙を受け取ったという玉三郎は、「歌舞伎界を担う後輩として一生懸命やっていただきたい」と話した。

 松竹によると、公演は来年1月2~20日、海老蔵が「初春花形歌舞伎」を行う予定だった「ル テアトル銀座」で開催。玉三郎は「初春公演は久しぶりなので、ちょっと大丈夫かなと思ったが、引き受けた」。松竹の迫本淳一社長は海老蔵の公演中止についてあらためて謝罪し、玉三郎に「おとこ気を感じた。感動した」と感謝した。
 公演は「壇浦兜軍記 阿古屋」と「女伊達」の2演目。中村獅童らも出演する。
 海老蔵は東京・西麻布の飲食店で先月、暴行を受けて顔などに約2カ月のけがを負った。迫本社長は今月7日、海老蔵さんの無期限謹慎を発表した。

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2010年12月9日のニュース