オノ・ヨーコ 米紙に寄稿 紅茶の「正しい入れ方」で笑った静かな夜

[ 2010年12月9日 12:46 ]

 今も思い出すのは、紅茶の「正しい入れ方」をずっと勘違いしていたと気付き、2人で笑った静かな夜。1980年、間もなく2人の生活が終わるとは知りもしなかった―。故ジョン・レノンさんの妻オノ・ヨーコ(77)の寄稿がレノンさん射殺から30年に当たる8日付の米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された。

 お湯にティーバッグを入れると教わったのに、ティーバッグを入れた容器にお湯を注ぐと勘違いしていたと打ち明けたレノンさん。「いつも間違いだったわけ?」「うん…」という会話が続いたという。
 一方「彼がくれた大切な贈り物は言葉ではなく、行動。彼が力のある人をうろたえさせたことを私たちはみんな知っている。でもそれがジョン」としている。
 寄稿とともに、写真家の篠山紀信さんが撮影したレノンさんとオノさんの写真も掲載された。同じページには英ロックバンド「キンクス」のレイ・デービスもレノンさんの楽曲とオノさんの思い出について寄稿している。(共同)

続きを表示

2010年12月9日のニュース