海老蔵「にらみ」で新型インフル退散

[ 2009年6月4日 06:00 ]

新型インフルエンザに多数の人が感染した関西で、見ると1年間風邪をひかないといわれる「にらみ」を披露する歌舞伎俳優の市川海老蔵

 吉例の「にらみ」で新型インフルエンザ退散! 歌舞伎俳優の市川海老蔵(31)が3日、大阪松竹座で行われた特別舞踊公演でお家芸の「にらみ」を披露した。「にらみ」は、市川団十郎(62)とその一門の俳優だけが演じられる魔よけの所作。関西地方に感染者が多い新型インフルエンザを吹き飛ばそうと、海老蔵が発案し、急きょ演目に追加した。

 市川家一門の色である柿色の裃(かみしも)姿で登場。口上で「先祖の衣鉢(いはつ)を力草に、型ばかりではござりまするが、ご覧にいれまする」とあいさつ。左手に巻物を載せた三方を持って右の片袖を脱ぎ、片ひざ立ちで客席をぐっとにらみ、観客から盛んな拍手を浴びた。

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2009年6月4日のニュース