Sレーサー 世界最大スクリーン試写会

[ 2008年6月30日 06:00 ]

東京ドームで開催された「スピード・レーサー」のスーパープレミアの様子

 日本アニメ「マッハ GoGoGo」を実写映画化した「スピード・レーサー」(監督ウォシャウスキー兄弟、7月5日公開)のジャパンプレミアが29日、東京ドームで行われた。同所での試写会は7年ぶりで、主演のエミール・ハーシュ(23)と真田広之(47)が出席。縦17メートル50、横40メートルの世界最大のスクリーンで上映され、ギネス認定への申請も検討している。

 グラウンドの外野部分に世界最大のスクリーンが登場した。フットサルのピッチとほぼ同じ大きさで、クレーン車7台で設置。金額は非公表だが、この日のためだけに英国で製造。カナダから取り寄せた映写機を積んだコンテナも、高さ12メートル19、重さ3・7トンだ。

 ホーム側から見ると、バックスクリーンは完全に隠れてしまうスケール。これには主演のハーシュも「世界記録のスクリーンでこそ楽しめる映画だ」と大興奮。♪マッハGoGo…とアニメのテーマソングをアカペラで披露するサービスも。謎のオーナー、ミスター武者として出演した真田も「武者震いがする」とだじゃれで笑わせた。

 東京ドームでの試写会は、01年6月の米映画「パール・ハーバー」以来。当時のスクリーンは縦14メートル50、横35メートル。これを上回る今回は、国内劇場で最大サイズのTOHOシネマズ海老名(神奈川県)のスクリーン1(縦9メートル50、横22メートル60)と比べても約3・3倍だ。

 観客数は約2万人。雨天の影響で、目標の3万5000人には届かなかったが、配給のワーナー・ブラザース映画は世界最大のスクリーンとしてギネスブックに登録申請する準備をしている。

 日本のアニメを米ハリウッドが実写映画化した同作は、大ヒット上映中の「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」のライバル作。「ドラゴンボール」「AKIRA」など、原作は日本の漫画で今後ハリウッドで実写化される作品の試金石としても注目されており、配給側は大規模な試写会に打って出た。

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2008年6月30日のニュース