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一本勝ちの三浦孝太、父が着用したヴェルディのウインドブレーカーで登場「七光りを思い切り使った」

[ 2022年9月25日 14:01 ]

超RIZIN   三浦孝太(1回1分56秒 腕ひしぎ逆十字固め)ブンチュアイ・ボーンスーンヌーン ( 2022年9月25日    さいたまスーパーアリーナ )

入場時はサッカー日本代表のブルーのユニホームで登場した三浦孝太(C)RIZINFF
Photo By 提供写真

 元サッカー日本代表FW三浦知良の次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が、昨年大みそか以来となるプロ2戦目に一本勝ちした。ブンチュアイ・ボーンスーンヌーン(22=タイ)とMMAルール3分×3Rで対戦。一度は寝技から三角絞めを狙って脱け出されたが、外掛けで倒してから腕ひしぎ逆十字固めで仕留めた。

 
 試合直後、喜びのあまりマウスピースを着けたままリング上で「格闘技界のキングになるので、応援よろしくお願いします」と話した三浦。会見では相手について「力が思ったよりも強かった。テークダウンからのディフェンスも強くてビックリした」と印象を話し、「ホッとしているし、うれしい。大みそかは決めきれない部分があった。相手はハングリー精神が凄いと思ったので、心を折りにいかないと負けてしまうと決めきる練習をしてきた。狙いどおり」と勝利をかみしめた。8月にタイでムエタイの英雄ブアカーオとのエキシビションに3回TKO負け。「前回、タイで恥をさらしてしまったので、今回の試合への不安が少しあって緊張してしまった。敗北と欠場の重圧から1週間前は凄く怖くて、くしゃみしただけで心配になったり、冷房をつけすぎて不安になったりした。何とか勝てて、ここにいられる。試合が成立できてよかった」と明かした。

 入場時はサッカー日本代表のブルーのユニホーム、会見にはヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)のウインドブレーカー姿で登場した。番号「11」入りのウインドブレーカーは父がヴェルディ在籍時に着用していたもので「母のおじいちゃんが亡くなったとき、金庫に父のコスチュームが入っていた」と受け継いだという。「親の七光りを思い切り使ってしまった」と苦笑しながらも、「七光りと言われても嫌に思わないし、素晴らしいと思っている。この家に生まれてきてよかったと思うし、ヴェルディ、日本代表時代の父親の姿が大好きなので真似したくて着てます」と説明した。前夜の父との電話では「頑張れ」との激励に「ゴールを決めてきてね」と返したそうで、この日JFL鈴鹿ポイントゲッターズでの試合がある父に「いいバトンを渡せたかな」と胸を張った。

 試合に関しては「組むのも雑だったし、テークダウンへの入り方や技術、スタンドももっと強くならないと」と課題を口にし、今後については試合が中止となったフェリペ“キングハンター”マソーニ(ブラジル)との対戦を希望。「また流れそうな不安もあるけど、やりたい。キングハンターを逆にハント、狩ってやりたい」と宣言した。

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