“路上の伝説”朝倉未来が“ボクシング界の生きる伝説”メイウェザーに挑む！25日の午後に運命のゴング

超RIZIN   朝倉未来ーフロイド・メイウェザー （ 2022年9月25日    さいたまスーパーアリーナ ）

フェースオフするフロイド・メイウェザー（左）と朝倉未来
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　“路上の伝説”朝倉未来（30＝トライフォース赤坂）が「超（スーパー）RIZIN」（さいたまスーパーアリーナ）のメインイベントでプロボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー（45＝米国）とボクシングルールに基づいたRIZINスタンディングバウトマッチで対戦。25日の午後に運命のゴングが鳴る。

　電撃のカードが決まったのは今年の6月だった。ラスベガスで行われた「RIZIN」の緊急会見で未来とメイウェザーの一戦が決まったことが発表された。メイウェザーの質疑応答の長さから未来が会見中に自身のツイッターで「メイウェザーマジで話なげぇ」とツイートして話題になり、記者会見の時点で緊張感が伝わるものだった。メイウェザーは18年大みそかに那須川天心とボクシングエキシビションマッチで戦って以来の日本での試合となる。

　未来は那須川戦の時点でメイウェザーが2試合契約だったと明かし、メイウェザー戦のオファーは2年前からあったという。しかしコロナの影響でなかなか決まらなかったため「ようやく決まったって感じですね」と話している。

　ボクシング界の生きる伝説との対戦にも「メイウェザーをファンとして見ていたわけじゃないので、スーパースターと薄々感じてるんですけど、そんなに実感はないですね」と気負いはない。メイウェザーの印象についても「普通に弱そう。会えば会うほど勝てる気が増してきた」と強気の発言を貫く。「俺の打撃は特殊でボクサーには絶対にない。メイウェザーが今まで戦ったことのないストライカーだと思っている。メイウェザーの顔面に強烈な一撃を入れたいと思います」と自信をのぞかせている。

　メイウェザーも今回の一戦について現役時代のビッグマウスを封印して「相手が誰であってもこういう試合ができることは嬉しいことです。そしていろんな格闘家と戦えるのはいい経験にもなります。天心選手は少し見くびっていたと思います。日本には素晴らしい選手がたくさんいます。アメリカにも素晴らしい選手がたくさんいます。お互いにスキルが試せる試合がもっと行われれば何よりだと思います。自分も日本以外でも戦えるチャンスがあれば楽しみにしたいと思います。天心選手も朝倉選手も素晴らしい選手だと思うのでベストを尽くして戦いたいと思います」と誓っている。

　その一方で「みんなを楽しませて“少し”お金も稼いで、世界中のファンに栄光時代のメイウェザーを魅せられたらって思う。俺がエキシビションで向き合うヤツらはマイナーリーグで、俺はいうならばメジャーリーガーだ」という言葉も口にしている。

　15年に現役引退してからも練習を続けているメイウェザー。「世界タイトルマッチやオリンピックのような最高のレベルで戦えるように最善を尽くします」と最高のレベルで未来の目の前に立つ。

　YouTubeでも登録者数270万人以上とカリスマ性を見せる”路上の伝説”未来は“ボクシング界の生きる伝説”メイウェザーとどんな戦いを見せるのか。25日の午後に運命のゴングが鳴る。