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“無敗の女王”伊沢星花 アナスタシアに一本勝ち!決勝でパク・シウと対戦決定「今回は泣いてませーん!」

[ 2022年9月25日 19:09 ]

RIZIN.38 女子スーパーアトム級ワールドグランプリトーナメント準決勝   ○伊沢星花ーアナスタシア・スヴェッキスカ● ( 2022年9月25日    さいたまスーパーアリーナ )

アナスタシア(左)を攻める伊沢(撮影・島崎忠彦)
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 総合格闘技イベント「RIZIN.38」が25日にさいたまスーパーアリーナで開催された。女子スーパーアトム級ワールドグランプリトーナメント準決勝でRIZIN女子スーパーアトム級王者・伊沢星花(フリー)がアナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ)と対戦。2回腕十字で一本勝ち。無敗のまま決勝進出を決めた。トーナメントの決勝でパク・シウとの対戦が決まった。

 1ラウンドは30秒もたたずにテイクダウンを奪った伊沢。アナスタシアも下のポジションから三角締めを狙ったり、肘を打ちこんでいく。1ラウンド終了間際に伊沢が足関節を狙うがアナスタシアもディフェンスしてゴングが鳴った。

 2ラウンドは伊沢がグラウンドで優勢に進める中で終了間際に三角締めから腕ひしぎ逆十字固めで極めきった。

 試合後にマイクを持った伊沢が「今回は泣いてませーん!」と開口一番。「アナスタシア選手、ウクライナから来てもらってありがとうございます。大変な中、頑張っていて本当に強かったです。試合中は怖かったです。でも初めて相手と通じ合えてまたMMAが好きになりました」とアナスタシアに感謝した。

 弟の風我の紹介や夫のCOROの試合の宣伝をした。そして「横田さんも一生懸命に指導してくれて、いつもポンコツ言われてるんですけど、本当は凄い人なので少しは尊敬してほしいです」と口にした。YouTubeチャンネルを宣伝した後に「決勝も頑張ります!」で締めた。

 伊沢は当初、準決勝に駒を進めたRENAとの対戦が有力といわれていたが、RENAが眼窩内側壁骨折で負傷し、全治2カ月の診断でトーナメント欠場。RENAの代替選手として1回戦でRENAに敗れたアナスタシアとの対戦となった。

 「RENA選手と対戦する予定だったんですけど、それが流れてしまって残念に思っているファンの方もいると思います」と話した上で「アナスタシア選手は打撃も寝技も強い選手なので面白い試合ができると思います。私が絶対に極めて勝って盛り上げたいと思います」と意気込んでいた。

 相手の印象について気持ちの強さやスタミナに警戒していた。「気持ちの強い選手で、スタミナもしっかりある選手だなと思います。3Rを通して、自分のやりたいことを出していた印象」と話していたが、勝利を決めて“無敗の女王”は決勝へ駒を進めた。

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