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吉成名高 世界へ強さ見せた!1回TKO勝利でRIZINでは無傷の6連勝6KO「ムエタイ盛り上げたい」

[ 2022年9月25日 13:13 ]

超RIZIN   〇吉成名高ーバンダサック・ソー・トラクンペット● ( 2022年9月25日    さいたまスーパーアリーナ )

バンダサック(右)にミドルキックを見舞う吉成(撮影・島崎忠彦)
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 総合格闘技イベント「超RIZIN」が25日にさいたまスーパーアリーナで開催された。日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となった吉成名高(エイワスポーツジム)がバンダサック・ソー・トラクンペット(タイ)と対戦して1回2分24秒TKO勝利。RIZINでの成績を6戦6勝6KOとし、世界に向けて強さを証明した。

 吉成はスピードと手数で圧倒。1回残り1分過ぎにダブルの右フックでダウンを奪い、最後は右ボディー連発でボディーへの膝蹴りでレフェリーが試合を止めた。

 試合後に「今回、バンダサック選手、タイから日本に来ていただきありがとうございます。自分はいつも相手をリスペクトしています」と相手に感謝した。

 6月に開催された「THE MATCH」が全て肘なしルールで悔しい思いがあったという。「日本でもムエタイは流行ると思っています。日本には強いムエタイ選手がたくさんいます。そういう選手たちでムエタイを盛り上げていきたいと思っています。そのためにはファンの皆さんの力が必要です。どうか力を貸してください。自分も一生懸命頑張ります」とファンへメッセージを送った。

 吉成は今年7月に開催された「BOM 36」(横浜・大さん橋ホール)でタイ国プロムエタイ協会フライ級王者のペットニポン・サックチョロボー(タイ)に挑戦するとともに自身が保持していたWPMF世界フライ級のダブルタイトルマッチに臨み、2回に左ヒザから左ヒジでKO勝利。タイ国プロムエタイ協会フライ級新王者に輝き、本場タイでもまだいない3大ムエタイタイトルを獲得した世界初の選手となった。

 今回の試合については「自分はテクニックとスピードが回っていると思うので、一発のパワーは向こうの方があると思います。そこを自分のテクニックとスピードで完封していきたいと思います」と意気込み、「今回、超RIZINに参戦する意味をわかっているので、自分にしかできない試合をお見せして、世界中の皆さんに自分のムエタイ、ムエタイの美しさを知ってもらえる良い機会だと思っています。自分の試合に注目してください」という言葉通り、世界へ吉成のムエタイの強さを見せつけた。

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