広島・中村奨成 開幕2番へ大前進!OP戦1号含む2安打2打点と躍動「風に乗ってくれて良かった」

[ 2026年3月13日 05:05 ]

オープン戦   広島4―0DeNA ( 2026年3月12日    横浜 )

<D・広>3回、2ランを放ちナインに迎えられる中村奨(撮影・島崎忠彦)
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 広島・中村奨成外野手(26)が打ってつないで、4年ぶりの開幕1軍へ大きく前進した。12日のDeNA戦(横浜)に「2番・右翼」で先発。オープン戦1号となる左越え2ランを含む2安打2打点と躍動すると、5回には8球粘って四球を選びチャンスを広げた。3月27日の開幕・中日戦(マツダ)は2番での先発が濃厚。新井貴浩監督(49)は「可能性はある」と明言した。

 高々と舞い上がった打球は敵地の左翼席へ吸い込まれた。3回2死一塁で、中村奨がオープン戦1号2ラン。DeNAの先発・竹田が1ボールから投じた、見逃せばボール球の内寄り高め直球を強く振り抜いた。

 「いってもいいかなと思ったので、割り切っていった。高く上がったので入るとは思わなかったけど、風に乗ってくれて良かった」

 センターから逆方向への打球が目立った今春。7日の中日戦が分岐点だった。左飛に倒れた9回の最終打席。「これぐらい(引っ張りに)いってもいいんだ、という感覚が出てきた」。以降は本来の姿に戻り、若いカウントでは左方向への強い打球が目立ち始めた。

 初回から躍動した。カウント2―2からの外角高め直球を捉えて右中間二塁打。5回2死一、三塁の好機ではカウント3―1から3球ファウルで粘り、8球目の低めスプリットを見極めて四球を選んだ。26歳は3打席目を自画自賛した。

 「チャンスだったけど、ヒットを打ちにいく中で追い込まれたので、何とかしようとした結果の四球。あの打席は最高ですよね」

 オープン戦出場10試合で打率・353のハイアベレージを誇り、22年以来4年ぶりの開幕1軍へ力強く前進する26歳。このうち7試合は2番で先発しており、3月27日の開幕・中日戦も2番でのスタメン出場が濃厚だ。

 「内寄り高めの速いボールを引っ張り、あそこに本塁打できるのはナイスバッティングだと思う」。新井監督は一発を絶賛。2番での起用についても「その可能性はある。ちゃんと適応できているので」と明言した。

 出場104試合で打率・282、9本塁打、33打点のキャリアハイをマークし、外野の定位置獲りへの足場を築いた昨季。今春は逆方向への打撃に磨きをかけ、首脳陣に成長をアピールしてきた。

 「昨季後半に右打ちのヒットが出始め、感覚的にこうやって打てばいいというのがあった。それをより確率良くできるように、キャンプから取り組んできた。意図して打てるようになってきているのが一番大きいと思う」

 若いカウントでは強く積極的に、追い込まれると粘ってつなぐ。剛柔併せ持つ背番号96から目が離せない。 (江尾 卓也)

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