阪神ドラ1・立石正広 17日からの2軍オリ3連戦で実戦デビュー濃厚 右脚肉離れ回復、ついにベール脱ぐ

[ 2026年3月13日 05:15 ]

<教育L 神・オ> 練習を終え、笑顔で引き揚げる立石 (撮影・平嶋 理子) 
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 阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22=創価大)は17日からのファーム西地区・オリックス戦(日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎)での実戦デビューが濃厚となった。1月に発症した右脚の肉離れで出遅れていた黄金ルーキーについて、藤川球児監督(45)は開幕1軍の可能性を否定しなかった。

 体の動きはもう「リハビリ」のそれではない。立石はシートノックで三塁を守り、軽快なフットワークを見せた。これまでに左翼でもボールを追っている。ランニングメニューも制限がなくなった。試合に出る準備が整ったことは明白だった。

 「こうやってシートノックにも入っているし、スライディングもできるっていうことなので、順調に段階を踏んできている。(由宇)遠征には行かないけど、楽しみにしててよ」

 平田2軍監督の明るい口調が、“その時”が近いことを物語る。あす14日からの広島遠征(由宇)に連れて行かず、尼崎に残って練習させることも明言。そこが、17日からのファーム・オリックス3連戦の最終調整の場となる。最初は途中出場や指名打者となる見込み。1月に発症した右脚の肉離れの影響で出遅れていた3球団競合のスラッガーがついにベールを脱ぐ。

 27日の開幕巨人戦は約2週間後に迫る。調整期間の短さ、経験の少ないルーキーという立場を考慮すれば、開幕1軍入りが極めて困難な状況であることは否定できない。事実、甲子園で取材対応した藤川監督は「プレーを見ていない。打撃練習も一度も見ていないし」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 しかし、この否定的な見解を「上の句」とすると、「下の句」では希望的な含みを持たせた。

 「そこ(開幕1軍)の状況にない状態ですよね、今日に限っては」

 強調された「今日に限っては」には、「実力があれば、取り組みが良ければ、それが成果になって表れてくるだろうから。彼がつくり上げてくれば、それが実力でしょう」という修飾もかかっていた。指揮官は開幕1軍の可能性を否定していないのは事実。閉ざされていたように見えた開幕の扉は、まだこじ開けるチャンスが残っている。

≪経過≫

 ▽1月17日 SGL尼崎での新人合同自主トレのベースランニング中に下肢の張りを訴える。

 ▽19日 大阪府内の病院で「右脚の肉離れ」の診断。
 ▽29日 屋外での練習を再開。

 ▽2月1日 春季キャンプは具志川組(2軍)スタート。室内練習場でジョギングやストレッチの後、ノーステップでティー打撃。

 ▽6日 和田ヘッドコーチの見守る中、屋外でのティー打撃やノックを実施。

 ▽8日 室内練習場で故障後初となるフリー打撃で61スイング。

 ▽12日 9日から合流していた宜野座で初の打撃練習。ティー打撃で28スイング中19発の柵越えを披露。

 ▽18日 故障後初めて屋外で投手の投げた球を打ち、51スイング中7本の柵越え。

 ▽25日 春季キャンプ打ち上げ。平田2軍監督が2軍施設で調整させる方針を示す。

 ▽3月7日 2軍全体練習で「左翼」で守備練習。

 ▽8日 オープン戦の巨人戦で異例のベンチ入り。午前中はSGL尼崎で練習し、スライディング解禁。

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