【侍ジャパン】吉田正尚1発&ダメ押し打 頼れる4番「一発で仕留められた」 WBC初!1イニング3発

[ 2026年3月8日 05:00 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本8―6韓国 ( 2026年3月7日    東京D )

<日本・韓国>7回、吉田は2点適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 存在感が頼もしい。ソロ2発で逆転した3回。侍ジャパンのレッドソックス・吉田は代わった右腕・趙丙炫(チョ・ビョンヒョン)の2球目、真ん中高めカーブを痛烈に叩いた。「うまくためて一球で仕留められた。集中力は大事にしている。ああいう場面では特に」。打った瞬間に確信の一撃が右翼席へ。鈴木との2者連発を決め、WBCでは日本代表初の1イニング3発を完成させた。

 前回23年大会は準々決勝から、今大会は前日の台湾との初戦から4番を任された。鈴木の押し出し四球で1点を勝ち越した7回も直後の2死満塁から中前適時打で再び追い撃ち。走者2人を還して引き離し、勝利をグッと引き寄せた。

 ファンを魅了する代名詞の「フルスイング」を見失った時期があった。敦賀気比(福井)3年時のことだ。「突然どう振っていたかも分からなくなった。初球から振って引っかけたら…とマイナス思考。プロなんてイメージもできないほど」。敦賀市内の寮から実家に帰省した際に「ここで思い切り振っていたな」と思い出した。幼少期に父・正宏さんが自宅の車庫や裏庭に設置してくれた防球ネットに向けてティー打撃を繰り返した原点の地。現在にもつながる礎を取り戻し、「それからルーティンを大事にネクストでもしっかり考えるようになった」という。

 身長1メートル73。大きくない体でメジャーの猛者と渡り合ってきた実力を存分に発揮。「先制されたけど、みんなで最後まで一点一点積み上げていこうという感じだった。周りのみんなが凄い。乗り遅れないように」。謙遜しても、間違いなく2連勝の立役者の一人だ。(石崎 祥平)

 《プロ参加した3大国際大会 3度目1戦4発以上》日本は3回に3本塁打をマークするなど1試合4本塁打。プロが参加した3大国際大会での1試合4本塁打以上は13年WBCオランダ戦の6本、15年プレミア12の3位決定戦・メキシコ戦5本に次いで3度目。チーム1イニング3発は前記15年メキシコ戦の2回(山田、中田、松田)以来でWBCでは初めて。

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