東海理化・高橋一壮 2年目の今季は先発としての貢献誓う 充実のオフ過ごし「白星を積み重ねる」

[ 2026年3月8日 08:40 ]

先発としてフル回転を誓う東海理化・高橋(提供写真)
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 求められる役割は理解している。東海理化の最速150キロ右腕・高橋一壮投手(23)は、先発としてチームの勝利に貢献することを誓った。

 「自分が先発として勝ち星を積み重ねていけば、チームの目標である日本一へ向けて貢献できると思う。長いイニングを投げてもバテないような練習をしています」

 新人だった昨季もシーズン途中からは先発仕様の準備を進めていた。週2、3回のペースで100球程度を投げ込み。持ち味である真っすぐの強さを高めるべく、ブルペンでは細かい制球力を度外視した。「コースを狙うとどうしても球が弱くなる。強さを出し続ける」。自らにとっての最適解を探し求めた。

 大ケガを乗り越えて、社会人野球のステージにたどり着いた。東海学園大の2年春のリーグ戦。2022年4月30日に行われた愛産大との一戦で先発すると、試合途中に右肘の内側側副じん帯を損傷した。

 「じん帯がバチって切れた感じがして。痛みでもう投げられなくなりました」

 同年6月には右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、3年秋のリーグ戦で復帰するまで懸命のリハビリに励んだ。「少しは落ち込みましたが、すぐに気持ちを切り替えることはできました」。当時、徹底的に取り組んだのはウエートトレーニング。見る見るうちに、体つきが変わっていった。負傷前は140キロ程度だったスクワットは、MAX220キロまで上昇。142キロだった直球の最速も、4年時には150キロを計測するまでになった。

 打ち込まれた悔しさを忘れず、自らに一つのノルマを課した。昨年の日本選手権東海地区最終予選では東邦ガスとの代表決定戦に先発したが、1回2/3を5安打2失点で降板。シーズンを通じて納得できるパフォーマンスを発揮できなかったこともあり、高橋は一念発起する。終日出社だった12月は、始業前に1時間のランニングを欠かさなかった。業務が終わってからは再びグラウンドへ戻り、2~3時間のウエートトレーニングを敢行。年末年始も休みなく、自主トレを続けた。高橋は言葉に力を込める。

 「自主練習だからこそ妥協しがちになるんですが、自分が計画したことを最後までやり遂げることができた。あの試合の悔しさがあったからこそです」

 12月の自主トレ期間中には、エース右腕の池田大将がキャッチボール相手を務めてくれた。その池田の背中を追いかけつつ、同期入社である左腕・新地智也とともにレベルアップを果たせば、投手陣の層は一気に厚くなる。本気で日本一を狙う今季。強力打線との歯車がかみ合えば、2大大会の優勝戦線に一気に浮上する。

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