ソフトバンク 木村光が“新”樹木方程式へ 対外試合3試合連続で無失点

[ 2026年3月8日 06:00 ]

オープン戦   ソフトバンク0―1阪神 ( 2026年3月7日    甲子園 )

<神・ソ>力投する木村光(撮影・椎名 航)
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 新樹木方程式入りへ、光っている――。ソフトバンクの4年目右腕・木村光投手(25)が、7日の阪神戦の8回に5番手登板し、1回を1安打2三振無失点と好投した。対外試合3試合連続で無失点中。藤井皓哉投手(29)が右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)で今季絶望の今、「木」を名前に持つ絶好調右腕が勝ちパターン入りへ、最も近い場所にいる。

 「藤」と「松」と「杉」から1本抜ける今季、チームの不安材料を「木」が埋める。

 「悪くなかったです。空振りも取れていましたし、どの球種もストライクが取れている。この感じでいい」

 0―1の8回に5番手で登板したのは木村光だ。先頭の糸原には初球149キロを中前打されたが「相手は真っ直ぐ張り張りだった」と動じない。無死一塁で高寺をスプリット、シュートで追い込み、ボールぎみのシュートで二ゴロ。1死二塁、コンスエグラは4球連続直球で最後は高めの149キロを振らせ空振り三振だ。2死二塁、佐野には3球連続のスプリットで連続三振とピンチをしのいだ。

 昨季は6月に1軍昇格し、13試合登板で防御率1・02。ポストシーズン3試合も防御率0・00だった。2月23日の侍ジャパンとの壮行試合、3日ヤクルト戦に続き、この日もゼロ。昨年8月31日のロッテ戦で失点して以来、対外試合は14試合連続無失点継続中だ。

 メンタル面での成長が大きい。「投げる前の気持ちの持って行き方を日本ハムの北山さんに聞いたんです」。知人を通じてLINEでつながった。答えはシンプルに「やるべきこと、やれることをやるだけ。だめなら練習」。気持ちが安定し、結果につながった。

 「しっかりと落ち球を低めに集められるところ。それ含めて安定していますよね」と小久保監督は評価する。木村光は昨季、指揮官から言われた。「タイプが一緒やねんから」。プロ野球新記録の50試合連続無失点を達成した阪神・石井との比較。「自分には、まだほど遠いです」と控えめだが、期待されるほどの能力は秘める。

 昨季は「樹木方程式」として松本裕、杉山と抜群の安定感を誇った藤井が右肘内側側副じん帯再建術で今季絶望。オスナ、ヘルナンデスもいるが、その位置に最も近いのはこの背番号「68」。それを証明するように名前に「木」が入る。

 「今は、点を取られてはだめな時期。ゼロにはこだわっていきたいです」。開幕へゼロを並べれば、勝ちパターンに起用されないはずはない。 (井上 満夫)

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