聖隷クリストファー・高部陸「大学こそが近道」 織田、菰田、末吉…甲子園「四天王」の一角が進学決断!

[ 2026年3月8日 05:10 ]

聖隷クリストファーの高部
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 全国で高校野球の対外試合が解禁された。聖隷クリストファー(静岡)のプロ注目最速147キロエース左腕・高部陸(3年)が7日、昨夏ともに甲子園に出場した豊橋中央(愛知)相手に5回無四球3安打8奪三振1失点と上々の内容でまとめた。注目の進路についても大学進学を明言。チームを2年連続夏の聖地へと導き、侍ジャパンU―18日本代表入りへの決意もにじませた。

 “球春到来”に心が躍った。高部はやっぱり凄かった。先発し5回を77球3安打無四球1失点の内容。2回こそ2死から「投げ急ぎました」と長短2本で先制を許す1失点も、3回以降の3イニングは「リズムをつかんでしっかり乗れました」と完全締めだ。最速は139キロ止まり。「いつも練習試合は出ません。公式戦になれば7~8キロ上がります」と涼しい顔で「1試合に1球150キロが出ればもっと差し込める」と自身への期待も抱かせた。

 右足を上げた際にしっかり軸足で立ち、体重を乗せて投げる。フォーム固めの真っ最中で試したのが、縦の緩いカーブだ。この日は効果的に決まり、8奪三振にもつながった。昨秋は精度が低くほぼ投げていない。「相手は真っすぐを張ってくる」と緩急が使えれば投球の幅も広がる。

 試合後「将来はプロ一本ですけど、(卒業後は)大学一本です」と明らかにし「プロを目指すのに大学こそが近道」と強調した。その前に達成したい夢がある。選抜後、U―18日本代表候補の発表がある。当然高部も有力で、最終メンバーは今夏甲子園の最中に決定する。前日の侍ジャパンWBC初戦勝利に、より一層「JAPAN」への思いを強くした。

 「中学から日の丸を背負うことに憧れていました。自分より強い相手に力を試したい」

 夏の聖地に帰ることが夢への後押しになる。(小澤 秀人)

 ≪「2年生四天王」の進路は?≫昨夏の甲子園で「2年生四天王」と称された4人の逸材。山梨学院の最速152キロの二刀流右腕・菰田陽生(こもだ・はるき=3年)はメジャー10球団以上の視察を受けるも、2月16日に進路をNPB一本に絞ったことを明らかにした。メジャー球団が熱視線を送っている横浜(神奈川)の最速154キロ右腕の織田翔希(3年)、昨夏の甲子園優勝した沖縄尚学の最速150キロ末吉良丞(3年)もNPBでプロ入りを目指すとみられる。そんな中、高部は早々に大学進学を表明した。

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