首位攻防戦で痛恨! 防御率1点台の巨人・山崎伊織が今季ワースト5失点で降板 後半戦初勝利ならず

[ 2024年8月6日 19:50 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2024年8月6日    東京D )

<巨・広>巨人先発の山崎伊(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が6日の広島戦(東京D)で今季17度目の先発登板。今季ワースト失点の6回8安打5失点で降板し、後半戦初勝利となる今季8勝目を逃した。

 この日も岸田とバッテリーを組んでマウンドへ。だが、初回いきなり失点した。

 1番・秋山に左中間フェンス直撃の二塁打を打たれると、犠打で1死三塁。野間には右スネを直撃する死球を与えて一、三塁としてから小園に一、二塁間を抜かれて先制を許した。

 なおも1死一、二塁のピンチが続いたが、最少失点で切り抜けると、2回から4回にかけては3イニング連続で3者凡退。打線の援護を待った。

 だが、味方打線が相手先発右腕・アドゥワに4回まで無安打無得点に封じられ、0―1のまま迎えた5回だった。

 先頭の7番・菊池をストレートの四球で塁に出すと、林の右前打とアドゥワの犠打で1死二、三塁。秋山の痛烈なピッチャー返しは自ら好捕したが、投手強襲安打となり、1死満塁となった。

 2死後、野間を打席に迎えると一気にギアを上げ、152~153キロの速球でぐいぐいと押した。だが、野間にファウルで粘られた11球目、内角高め直球を右前に運ばれ、2失点。

 0―3で迎えた6回は先頭の5番・坂倉に初球スライダーを右越え6号ソロとされると、この日出場選手登録されたばかりの“巨人キラー”6番・末包にも初球直球を左翼スタンドへ7号ソロとされ、この回も2点を失った。

 試合前まで防御率1.67(リーグ4位)の山崎伊が今季ワーストの5失点。続く菊池の痛烈なライナーが右スネを直撃して安打となり、痛みに顔をしかめる場面もあったが、続投。この回を投げ切ると、その裏、先頭で打席が回った場面で代打・中山が送られ、降板となった。

 投球内容は6回で打者28人に対して100球を投げ、8安打5失点。6三振を奪って1四球&1死球を与え、直球の最速は153キロだった。

 前回登板した7月30日の阪神戦(甲子園)では5回で9安打を打たれながらも1失点と粘投したが、打線の援護なく今季3敗目。0―1で降板した直後の6回に中川が3ランを浴びてチームは1―5で敗れた。

 広島戦は今季2度目の登板。前回、敵地・マツダで対戦した7月9日は7回途中4安打3失点(自責2)と踏ん張ったが、勝敗は付かなかった。

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