白鴎大足利のプロ注目右腕・昆野太晴が自己最速152キロをマーク 日本ハム・栗山CBOも視察

[ 2024年5月18日 20:37 ]

春季関東大会 2回戦   白鴎大足利9―2前橋商 ( 2024年5月18日    上毛新聞敷島 )

<白鴎大足利・前橋商>先発して7回1失点と好投した白鴎大足利・昆野(撮影・村井 樹)
Photo By スポニチ

 強い西日を背にした豪腕は投げる度に輝きを増した。白鴎大足利(栃木)のプロ注目右腕・昆野太晴投手(3年)は自己最速を2キロ更新する152キロをマークするなど、先発して7回4安打1失点と好投。前橋商(群馬)の清水大暉投手(3年)とのプロ注目右腕対決を制し、「関東トップレベルの投手と投げ合って勝てたのは自信になりました」と汗を拭った。

 初回からエンジン全開だ。相手2番を追い込むと「狙いにいった」と思いきり腕を振って投じた直球は152キロをマーク。空振り三振を奪い、大観衆からの歓声で最速更新に気付くと「びっくりしました」と笑顔。だがすぐに「頭の中から消して勝つことだけを意識しました」と、3回までに5三振を奪い、まさに圧倒した。

 回を追うごとにスライダーなどの変化球の精度もアップ。日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)や12球団スカウトの前で潜在能力を見せつけ、「相手が好投手だったのでチームが勝てるピッチングができました」と胸を張った。

 憧れの投手は西武・今井で「ストレートでガンガン押せる投手」と理想の投手像を掲げた昆野。勝負の夏の前に、関東の猛者たちに正面からぶつかっていく。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月18日のニュース