DeNA・東 無傷の4連勝!ハマスタ10連勝は遠藤一彦に並ぶ球団最多タイ

[ 2024年5月18日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―1中日 ( 2024年5月17日    横浜 )

<D・中>6回、細川を遊ゴロに仕留めた東(撮影・島崎忠彦)
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 開幕から無傷の4連勝にも、DeNA・東は反省を忘れなかった。プロ入り後最多となった123球目。8回2死一塁から、山本にカットボールを中前にはじき返された。「投げ切れなかった。山本選手を抑えることができなかった。悔しかった」と振り返った。

 一、三塁となったところで2番手・伊勢に託したが、救援陣が踏ん張っての1点差勝ち。7回2/3を1失点に封じチームの連敗を3で止め、「(伊勢)大夢君のおかげ。絶対に連敗を止める気持ちだった」とうなずいた。

 粘りの投球を披露した。初回のピンチも緩急を駆使して犠飛による1失点のみ。その後は「制球の感覚をつかんだ」という。7奪三振のうち5個は5回以降。三浦監督を「投球が丁寧。投球の意図を理解している」とうならせた。

 本拠地・横浜スタジアムで無類の勝負強さを誇る。昨年の5月から始まった連勝は10に伸び、85年遠藤一彦に並ぶ球団最多記録となった。「凄い投手。小杉、大原の両コーチに“10”とプレッシャーをかけられていた」。肩の荷が下り安堵(あんど)したが、海を越えた先輩の今永(カブス)の快進撃にも刺激をもらっていた。昨季までの同僚は、本場でもデビューから無傷の5連勝中。東は「試合後には“ナイスピッチング”と連絡を取っている。負けたくないし刺激になっている」と明かした。

 エースが抜け、新エースの座をつかむべく腕を振り続ける昨季の最多勝左腕。最下位脱出にも貢献した。お立ち台では「大変な試合が続くが、エースと呼ばれる投球ができるように頑張る」と声を弾ませた。(大木 穂高)

 ≪全て先発での10連勝は東が初≫東(D)が開幕4連勝。昨年5月18日広島戦から続く横浜スタジアムでの連勝を10に伸ばした。同球場で10連勝は大洋時代の84年9月22日ヤクルト戦から85年7月5日巨人戦での遠藤一彦に並ぶ球団最多記録。遠藤は救援を含んでおり、全て先発での10連勝は東が初めてだ。なお、他球団では斎藤雅樹(巨)が84年8月19日から90年5月9日まで11連勝(先発6、救援5)している。また、DeNA開幕投手の無傷4連勝は大洋時代の89年斉藤明夫以来35年ぶりの球団最多タイとなった。

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