京都外大西がタイブレークを制して決勝へ!龍谷大平安に15年ぶり勝利 高校野球春季京都大会

[ 2024年5月18日 13:48 ]

高校野球春季京都大会準決勝   京都外大西5―4龍谷大平安 ( 2024年5月18日    わかさスタジアム京都 )

京都外大西は4番・相馬が中越え二塁打を放って2点を先制(右は龍谷大平安の先発・大西)
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 春のセンバツに出場した秋季大会の王者・京都外大西がタイブレーク10回の末に龍谷大平安を振り切って5―4で決勝進出を果たした。

 選抜では背番号「1」だった左腕・田中遙音投手(3年)は「18番」を背負って先発のマウンドに。3回はセンターの落球、5回は自らの三塁悪送球、8回もショートのエラーから失点して追いつかれたが、9回と10回はギアを上げて龍谷大平安打線を封じた。

 「6回負けている平安が相手。緊張感のある試合だった。三振を狙わず、球数を減らして後半に調子を上げていくのが僕のスタイル。11回、12回に行っても大丈夫でした」と田中は132球完投でも余裕の表情だった。背番号18については「もらった瞬間は“あっ”と思った。一年の秋に初めてつけたのが18番。似合っているし、しっくりきていると思う。(選抜で)山梨学院に負けたけど、まだまだ成長できる。秋大会も連投して優勝した。決勝戦も投げるところで頑張るだけです」と話した。

 上羽功晃(たかあき)監督は「田中の18番には“初心に帰れ”という意味の他にもいろいろあります」と言う。「1番」は主将の乾光葵捕手(3年)がつけており「要はエースナンバーを任せられる投手がいないということ」と手厳しい。「平安に勝利?いつ以来か忘れましたわ」と上羽監督は苦笑する。09年春季大会準々決勝で勝って以来、6連敗中だった相手に粘り勝ちして夏への手応えを深める一戦になった。

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