ヤクルト・田口の1軍復帰戦は1回1安打無失点 開幕翌日の2軍降格から復活も「うかうかしていられない」

[ 2024年5月18日 18:06 ]

セ・リーグ   阪神1―0ヤクルト ( 2024年5月18日    甲子園 )

<神・ヤ>8回、登板する田口(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトの田口麗斗投手(28)が、18日の阪神戦で1軍復帰登板を果たした。1点ビハインドの8回から3番手でマウンドに上がると、先頭の代打・森下にいきなり右前打を浴びた。その後、捕逸で無死二塁と得点圏に走者を背負ったものの、井上を空振り三振、中野は三ゴロ、近本を一ゴロに打ち取って無失点に抑えた。

 田口は2月のキャンプ中に左ふくらはぎを痛めて離脱した。開幕までに患部は回復したが、状態は上がりきっていないままシーズンイン。3月29日の開幕戦では1回2安打1失点と精彩を欠いき、翌30日には出場選手登録を抹消された。2軍で調整を続け、17日から1軍に復帰していた。

 復帰戦は1回1安打無失点という結果に「正直、今日はたまたま0で抑えられたというぐらい。うかうかしてられないな、という感じです。自分に焦りや疑いをかけながらやっていくしかないので。気を引き締めて、もっといいところで投げさせてもらえるように、ここからエンジンをかけていきたい」と表情を引き締めた。

 高津監督は「こんなもんじゃダメだと思うので。もっともっと状態を上げていってほしい」と注文。今後の起用法については「今は石山を一番最後に投げさせていますけど、それ以外は何も決まっていない。しっかりゲームの終盤にね、いい展開でマウンドに上がれるような状態になってくれれば」と話した。

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