阪神・伊藤将 初回7失点から劇的修正 「低めを丁寧に」2回以降完璧 シーズン布石にカーブも試した

[ 2024年2月24日 05:15 ]

オープン戦   阪神4ー9巨人 ( 2024年2月23日    セルラー那覇 )

<巨・神>初回、7失点を喫した阪神・伊藤将(撮影・岸 良祐)
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 まさかの、阪神・伊藤将の初回7安打7失点だった。「止まらなかったですね」。オープン戦の開幕投手となった左腕が、1死二、三塁から岡本和から松原まで7者連続打点(失策による1打点含む)を許し、3アウトを取るのに40球を費やした。

 岡田監督も「びっくりしたわ。ほんま」と驚くほどだ。22年から2年間でこのカード5勝1敗の巨人キラー。公式戦では22年3月30日の広島戦など2度の6失点が自己ワーストだった。

 だが、自身初の開幕投手を狙う伊藤将が“別人”だったのは初回だけ。「基本、高めを打たれている」との反省から、2、3回は「低めを丁寧にと思った。自分の投球ができるようにと切り替えた」と修正し、打者3人ずつで片付けた。

 岡本和には2打席ともカーブを試し、「使ってみたかったので、どんどん使うことは意識した」とシーズンに向けた布石も打った。「次回も初回を大事に、2回以降みたいな投球ができたらいい」。“春の珍事”は1度で十分だ。(鈴木 光)

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