オリ新助っ投・マチャド 最速160キロの技巧派!? 西武スコアラー警戒「とにかく制球がすごくいい」

[ 2024年2月9日 05:40 ]

初めてブルペン入りしたオリックス・マチャド(撮影・井垣 忠夫)
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 最速160キロの技巧派!?オリックスの新外国人、アンドレス・マチャド投手(30=ナショナルズ)が8日、宮崎キャンプ合流3日目で、早くも本格的なブルペン投球を行った。捕手・森を座らせて22球。直球に加えてツーシーム、チェンジアップ、スライダーと全球種を披露し、手応えを口にした。

 「日本に来る前の自主トレもブルペンに入って、ライブBPもやってきている。準備はできていたかなと」

 剛速球が持ち味の助っ人右腕。だが投球後に約5分ほど、マチャドと日本野球のゾーンや打者について話し込んだ森は「器用に、いろんな球種を投げていた」と、まずは剛球より投球術に着目した。さらに、実は制球力にも定評がある。昨季ナショナルズでは44試合に登板し、50投球回で13与四球、与四球率2・34を記録。実際、この日視察した西武・黒瀬スコアラーは「球が速い評判があって、とにかく制球がすごくいい。低めにもしっかり投げていたし、要所で高めの真っすぐもしっかり投げられていた。球威もどんどん上がってくると思う」と警戒を強めた。器用で制球力抜群…まさに技巧派の要素も併せ持つ。

 「常にコントロールの部分にこだわってやっている。制球をしっかりというところを、いつも通り集中してやりました」

 守護神に平野佳が座り、山崎や宇田川、阿部らが居並ぶ強固な中継ぎ陣において、勝ちパターン入りが期待される助っ人右腕。オフの自主トレをゴンザレスとともに行った愛称“マチ”は、「近いうちになるべく早く投げられたら」と、早期の打者とのマッチアップを待望した。(阪井 日向)

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