オリックス・田嶋「6、7割は出せたんで十分」 昨春の反省を生かし第2クール最終日に初ブルペン

[ 2024年2月9日 05:40 ]

初めてブルペン入りしたオリックス・田嶋大樹(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックス・田嶋が8日、今キャンプ初めてブルペン入りした。捕手を座らせて27球を投じ、カーブやフォーク、チェンジアップと変化球も披露。「今日は出力どれぐらい出せるかというぐらいで、ざっくりピッチングしてきました。10割は出せなかったけど、6、7割は出せたんで十分です」と汗を拭った。

 第2クール最終日での初ブルペンと、例年よりもスローペースでの調整に「それがうまくいっている」と現状への手応えを口にする。投球フォームを固定するためにキャンプ序盤から投げ込み続けた昨春の失敗経験が、理由の一つ。

 「逆に投球フォームが分からなくなって。キャンプからガツガツやりすぎて、途中でメンタルも追い込まれていたのが現実なんで。そこをちょっとうまくコントロールできたら」

 今年は開幕を見据え、焦ることなく練習を進めている。

 中嶋監督も宮城、山下、東とともに先発の4本柱として計算を立てる今季7年目の左腕。グラウンド内外でマイペースを貫く男は、スローペースの調整とは裏腹に、「別にアピールがいらない認識でやっているわけじゃない。確約されているとは思っていないんで。アピールする身という形でやっています」と、開幕ローテーション入りに向けて内に秘める思いをのぞかせた。 (阪井 日向)

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