中日ドラフト戦略 レジェンドOB2人が「カギ」と話すポイント 「監督はしないと思う」「1位はきっと」

[ 2023年10月23日 21:55 ]

中日・立浪監督
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 東海テレビのYouTubeチャンネル「ドラHOTpress」が23日に更新され、山本昌氏(58)、山崎武司氏(54)の両中日OBが「プロ野球やまやま話」で中日の2023年ドラフト戦略について語り合った。

 話題は26日に迫ったドラフト会議。山本昌氏は「とりあえずドラゴンズのドラフトなんですが、2位はウエーバーでトップで獲れるので、最下位になってそれだけは良かったな、と思いますね」と山崎氏と苦笑いを浮かべて話し、「ドラフト1位と、13番目の選手が獲れる」とポイントを口にした。

 入札抽選で決まる1巡目とは違い、2巡目からはウエーバー方式(2、4、6巡目などの偶数はウエーバー。3、5、7巡目などの奇数は逆ウエーバー)での指名。今季もセ・リーグ最下位に甘んじた中日だが、2巡目の最初、13番目の指名権があるのが利点だ。

 山崎氏は「立浪監督は来年3年目で勝負の年。長いドラゴンズの将来を見てのドラフトは、監督はしないと思う」と、結果の求め得られるシーズンのため即戦力重視に舵を切ると推測。さらに「野手って、なかなか1年目から活躍するのは少ないし、補強ポイントの二遊間をまたアマチュアから獲って補強するのは難しい」と指摘し、即戦力投手を候補に挙げると話した。

 投手の最優先補強ポイントは、左か右か。山崎氏は「左も欲しいっすね」と話し、山本昌氏が「左だと東洋大の細野投手、国学院の武内投手」とピックアップしつつ、プロのストライクゾーンでも制球力で発揮できるとして武内を「まとめる力もあるし、ボールも速い」と候補に挙げた。また「右だと青学の常広投手。専修の西舘昂投手と中央大の西舘勇投手」などと紹介した。

 また、高校生では大阪桐蔭の前田投手や享栄・東松投手の名前を挙げ、野手では明大・上田、ENEOS・度会らも上位候補として予想したが「ピッチャーだよね、1位はきっと」(山本氏)「ドラゴンズは多分ピッチャーでしょう」(山崎氏)とうなずきあった。

 そのうえで山崎氏は「監督の意向とスカウトの意向。それと2巡目の一番で獲れる、13番目。ここがすごくカギになりますよね」と話し、山本氏も「2巡目のトップで、もしかしたら大阪桐蔭の前田投手が残っているかもしれないから。即戦力がこれだけいいので」と予想を膨らませていた。山崎氏も「今は高卒でも2年目、3年目でバンバン投げますからね」と期待していた。

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