オリックス・安達「間に合わせます」 阪神・岡田監督へ恩返しを

[ 2023年10月23日 05:40 ]

オリックス・安達
Photo By スポニチ

 右ふくらはぎを痛めてリハビリ中のオリックス・安達了一内野手(35)が22日、大阪・舞洲の球団施設でキャッチボール、打撃練習などを行い、順調な回復をアピール。28日に京セラドームで開幕する阪神との日本シリーズ(S)出場に強い意欲を見せた。

 「いい感じ。問題ないですね。ぶっつけ本番でいくか分からないですけど。間に合わせます」

 安達は11日の紅白戦で右ふくらはぎを負傷。「右ヒラメ筋の筋損傷」の診断を受け、ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを欠場した。日本Sの出場も危ぶまれたが、懸命の治療で回復し、20日に打撃練習を再開。24日には舞洲でランニングも再開する予定で、復帰のめどが立った

 関西決戦に懸ける思いは強い。阪神・岡田監督がオリックスを指揮していた11年にドラフト1位で入団。岡田オリックス最終年の翌12年は50試合の出場にとどまり、貢献できなかった。「自分を指名してくれたので、活躍を見せたいなというのはある」。大一番で成長した姿を見せ、恩返しするつもりだ。

 チームは21日のロッテ戦で杉本が左足首を負傷し、左手首違和感の紅林もベンチを外れた。野手陣にアクシデントが続いているだけに、安達の回復は明るいニュースだ。

 CS期間中は「緊張感を間近で味わいたい。日本シリーズに合わせるからそういう緊張感を味わいたいと思っていた」と志願して京セラドームでリハビリを行った。昨年の日本Sでは5試合出場(先発4試合)で打率・308。2年連続日本一へ、頼りになるベテランが重要なピースとなりそうだ。  (中澤 智晴)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月23日のニュース