フィリーズ　2年連続ワールドシリーズ進出に王手！今PSで6戦6勝の本拠で決める！

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦   フィリーズ6―1ダイヤモンドバックス （ 2023年10月21日    フェニックス ）

ダイヤモンドバックス戦の1回、本盗を決めるフィリーズのハーパー。捕手モレノ（AP）
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　フィリーズは21日（日本時間22日）、第5戦でダイヤモンドバックスを6―1で下して3勝2敗とし、2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけた。

　主砲の激走が流れを呼んだ。初回に先制点を挙げた直後の2死一、三塁で重盗。捕手が二塁へ送球した隙に、三塁走者ハーパーが猛然とスタートした。本塁への送球がそれ、捕手と衝突しながらも生還し「勝ちたい。それだけだ」と誇った。

　2―0の6回にはシュワバーが歴代4位に並ぶポストシーズン（PS）通算20本目の本塁打を放ち、ハーパーも同16本目の一発を右中間へ運んだ。移動日を挟み、23日（同24日）から今PSで6戦6勝の本拠地フィラデルフィアに戻る。ハーパーは「この1勝は大きい」と実感を込めた。

　＜ダイヤモンドバックス　エースが粘れず…打線1得点のみ＞本拠地で3連勝を逃した。今季17勝のエース右腕ゲーレンが6回6安打4失点と踏ん張れず、打線も1得点。現役時代にヤクルトでプレーしたトーリ・ロブロ監督は「もう少し粘り強く（相手先発の）ウィーラーにプレッシャーをかけられたはずだ」と悔やんだ。初めて世界一に輝いた01年以来、22年ぶりのワールドシリーズ進出へ後がなくなった。