ソフトバンク・小久保新監督が就任会見「美意識が欠けている、いかに美しくあるか」 V奪回も宣言

[ 2023年10月23日 10:34 ]

<ソフトバンク小久保新監督就任会見>就任会見で意気込みを語る小久保新監督(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの小久保裕紀監督(52)が23日、福岡市内のホテルで就任会見に臨んだ。昨季から2シーズン指揮した藤本博史前監督(59)から引き継いだ新監督は「目標はリーグ優勝、日本一」とペナント奪回を宣言し、「強いチームも大事だと思うが、美しさ、美意識が欠けている。いかに美しくあるか、お互いの共通認識として持ち合わせながらチームをつくっていきたい」と指針を示した。

 小久保新監督は通算2000安打を達成した2012年限りで現役を引退し、13年には日本代表の監督に就任し、17年WBCで4強入り。21年にヘッドコーチとして球団に復帰し、22年からは2軍監督を務め、今季はファーム日本選手権を4年ぶりに制した。

 3年連続でリーグ優勝、日本一を逃したチームの再建を託した王貞治球団会長(83)は「若い選手とともにホークスの野球、優勝を目指す、取り戻す野球をやってくれると思う。思い切って自分の思う野球をやってほしい」と期待を寄せ、小久保新監督は「王監督のイズムを継承し、今一度チームに浸透させたい」と語った。

 ◇小久保 裕紀(こくぼ・ひろき)1971年(昭46)10月8日生まれ、和歌山県出身の52歳。星林高から青学大を経て、93年ドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)入団。95年に本塁打王、97年に打点王獲得。03年オフに巨人にトレード移籍し、07年にFAでソフトバンクに復帰。12年に現役引退。通算成績は打率・273、413本塁打、1304打点。青学大時代の92年にバルセロナ五輪日本代表。13~17年に侍ジャパン監督を務め、21年にソフトバンクの1軍ヘッドコーチ、22年から2年間、2軍監督を務めた。

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