次に「大谷ライン」が描かれるのはエンゼルスタジアムか? それとも…

[ 2023年10月3日 02:30 ]

大谷の「壁当て」によってスパイクで削り取られたエンゼルスタジアムの左中間芝生(撮影・笹田幸嗣通信員)※22年8月撮影
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 9月末。エンゼルスタジアムの左中間の芝生は奇麗に整備されていた。21年から大谷がキャッチボール前のルーティンに取り入れた左中間フェンスへの「壁当て」。軸足となる右足で蹴り、左足で踏み込んで投げ込むため、例年と同様に今季も開幕から夏場にかけてはエ軍の「A」のマークに向かって芝生が一直線にはげていた。

 だが、芝生の種がまかれ、さらに目立たないように緑色のスプレーを散布され、ほぼ元通りの状態に。大谷の右肘じん帯損傷が判明した8月23日以降、壁に向かって投げ込む選手はいなかったのだろう。

 大谷の投手復帰は25年の予定で、FAとなる今オフの去就は不透明。残留か、移籍か。栄光を地道に支えた「大谷ライン」が次に描かれる舞台は一体どこだろうか。(MLB担当・柳原 直之)

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