大谷翔平 来季へ抱負「まずは打者としてリハビリから頑張っていく」 日本選手初の本塁打王、応援に感謝

[ 2023年10月2日 11:19 ]

ア・リーグ   エンゼルス7ー3アスレチックス ( 2023年10月1日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>試合中、ベンチで笑顔の大谷(撮影・光山 貴大)
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 ア・リーグは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程を終了。44本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平投手(29)が日本選手として初めての本塁打王に確定した。日本選手の主要打撃タイトル獲得は、04年に2度目の首位打者となったイチロー以来19年ぶり2人目。21年に続く2度目のア・リーグMVPも確実視されている。

 大谷は球団を通じ「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメイト、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」とコメントした。

 また、同日に自身のインスタグラムを更新。日本語と英語両方で「レギュラーシーズン応援ありがとうございました」と感謝し、「また来年に向けてまずは打者としてリハビリから頑張っていきます 来シーズンまた皆さんにお会いできることを楽しみにしています!」と投稿した。

 大谷はこの日、試合開始約1時間前の午前10時55分に水原通訳が運転する車で球場入り。カーキのTシャツ姿、黒い帽子を被り、右肘は前日同様、ギプスで固定され、包帯の様なものが巻かれていた。試合では2日続けてベンチ入り。チームメートと笑顔で会話を交わし、ドゥルーリーの先制本塁打には小さく手を叩き、満面の笑顔をみせるなどリラックスムードだった。

 エンゼルスの試合終了前に5本差の39本塁打で大谷を追っていたガルシアが所属するレンジャーズは試合を終了。ガルシアに本塁打は出ず、5本差のままシーズンを終えた。6本差のヤンキース・ジャッジは試合に出場しなかった。

 記憶にも記録にも残る本塁打を積み重ねてきた。4月2日(同3日)、開幕3戦目のアスレチックス戦で今季1号を放ち、量産体制に入った。5月18日(同19日)オリオールズ戦で松井秀喜以来となるメジャー5度目の2桁本塁打を記録。7月27日(28日)のタイガースとのダブルヘッダー第2戦から、翌28日(同29日)のブルージェイズ戦にかけて自身初の3打席連続本塁打も放った。

 9月4日(同5日)オリオールズ戦前の打撃練習で右わき腹を痛め、同16日(同17日)に10日間のIL入り。シーズン最後の25試合を欠場したが、最終的に2位のレンジャーズ・ガルシアに5本の差を付ける独走でキングの座を手にした。

 エンゼルスの6年間で171本の本塁打を積み重ね、日本選手最多の松井秀喜の175本塁打にあと4本に迫った。オフにFAとなる大谷。どのユニホームを身にまとい、再び本塁打を量産するのか。注目が集まる。

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